L-メータの製作

だいたいで良いからコイルのインダクタンスが知りたいときがある。 特に、ジャンク箱から引っ張り出してきた得体の知れないコイルとか・・・。
そのために専用のメータを買うのもいまいちなので、簡単な発振器で発振させ、その周波数からインダクタンスを計算するように、発振器を作ってみた。
f:id:manpukukoji:20171009111622j:plain
回路は、こちらのサイトの内容をそっくりそのまま使わせていただきました。
電子回路 Vol.6 【製作編:ピアース発振回路のLメーター】("http://roomx.jp/pc/roomb/?p=734" )
ピアース発振回路の応用でインダクタンスを計測 ("http://ednjapan.com/edn/articles/0711/01/news145.html")


ちょうど、失敗した感光基盤があったので、これに、レジストペンでゴニョゴニョと手書きでプリント基板を作成。
部品数も少ないので簡単にできちゃった。
f:id:manpukukoji:20171009113653j:plain
これに調べたいコイルをつないで発振させて、その周波数をテスターとかオシロとかで測定して、後はそこから計算すれば、インダクタンスが得られる。
コンデンサは、0.1uFを使ったので、計算では0.05uFになるはずだけど、いろいろな既知のコイルを測定してみて、実測値から、0.047uFとして、計算用のスクリプトPythonでチョコちょこっと・・・。
わりと、便利に使えそうです。
ただ、5Vで発振させたら、ICが結構アッチチで、データシートでは7VくらいまでOKのはずなんだけど、電流も180mAくらい流れていて、ちょっと、やばそうだったので、3Vくらいで使っています。これでも、70mAくらい流れていました。 う~ん、何か作り方に問題があったかな・・・? とりあえずは、使えているんだけどね・・・。

#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

#Calcuration script for L-Mater
# Capacitance = 0.047uF

f=input("Input Frequency(kHz) : ")
f=float(f)
l=1/(2*3.1415*f)**2/(0.047*10**-6)
print("L = {0:6.1f} uH".format(l))